ホーム  /  技術情報  /  クッション材・防振材
用途

クッション材・防振材|EPDM発泡体の選び方と加工

クッション材と防振材は、どちらも「衝撃や振動を吸収する」部材ですが、設計の着眼点が異なります。クッションは変形量、防振はばね特性と減衰で考えます。EPDM発泡体は密度と厚さの組み合わせで、この両方に対応できます。

クッションと防振の違い

項目クッション(緩衝)防振
対象落下・衝突などの一過性の衝撃連続的な振動(機械・車両)
重視する特性変形量と復元、面圧ばね定数、減衰性、圧縮永久ひずみ
選ぶ目安低〜中密度、厚め中〜高密度、厚さは振動数に合わせる
代表例梱包、精密機器の内装、トレーの受け機械の据付、車両の内装、配管支持

密度と厚さの選び方

厚さは「衝撃を受け止める距離」に相当します。同じ荷重条件なら、厚いほど衝撃のピークを 下げられます。ただし厚く柔らかすぎると、据付時の位置決めが不安定になります。

圧縮たわみという考え方

発泡体の硬さは、圧縮たわみ(25%・50%圧縮時の応力、ASTM D-1056)で表します。硬さの目安は ショアA・ショア00で示し、独立気泡の標準範囲はショア10〜20です。選定では次の3点を 合わせて確認します。

  1. 圧縮率:常用で20〜30%に収まる厚さと密度を選びます。
  2. 圧縮永久ひずみ:繰り返し荷重がかかる場合は、50%・22 h・70 °Cの値を確認します。
  3. 面圧の分布:面で支えるほど安定します。点支持は避けてください。

用途別の適用例

用途推奨仕様の考え方
精密機器・電子機器の内装連続気泡、低〜中密度、粘着加工で位置決め
梱包・物流の緩衝連続気泡、厚め、カット寸法を指定
機械・ポンプの据付中〜高密度、圧縮永久ひずみの小さいグレード
車両の内装・ドアまわり連続気泡(吸音兼用)、難燃グレードの検討
建築の床衝撃音対策全面施工、密度と厚さで調整

加工と指定方法

荷重・衝撃の条件(重量、落下高さ、振動数)、取付スペース、数量をお知らせください。密度・厚さ・硬さの組み合わせをご提案し、カットサンプルをお送りします。

サンプル・技術データ・お見積りは、直接お問い合わせください:

メール: [email protected] — 12時間以内に必ず返信いたします。